●ネットが現実の世界と融合して行く

2/13に発表された第47回グラミー賞ベスト・ビッグバンドジャズ・アルバムに「コンサート・イン・ザ・ガーデン／マリア・シュナイダー・オーケストラ」が選ばれました。


この人を知っていた人はいますか？
実はこの人のCDは一般のお店では売られていません。


"Maria Schneider"のサイト
http://www.mariaschneider.com/


彼女のサイトで売られているのはMP3形式のアルバムデータ、そして、1万枚限定のCDです。用意された1万枚のCDのうち、販売されるのは9000枚で、残りの1000枚は後日オークションで売られるそうです。


また、MP3にはアルバムのジャケット写真やそれを自分でCDに焼き付けるときのパッケージの作り方などが、添付されています。


さらに、コンポーザープラスという特別メニューにはオーケストラのパート譜やリハーサル中のサウンドクリップ、マリア・シュナイダーが語る録音秘話などがおまけとして付属している。これってほとんどDVDの世界ですね。



これってすごいことだと思いませんか？


今までの常識では考えられないことですよね？ビジネス的にも、様々なコストや中間業者などが排除でき、消費者側にもプレイヤー側にもプラスになるWin-Winなモデルだと思います。


こういったモデルはオンラインの可能性を体現していると思います。今後、いろいろな分野でオンラインはますます現実の世界と融合して行くと思います。


オンラインの可能性を考え、現実のビジネスを置き換えて考えてみましょう。そこに利便性・安価な金額・地域や国を越えた偏在性など、何らかの利点が発揮できればビジネスにつながるかもしれませんね。


ただし、思うのは決してオフラインのビジネスは無くならないし、オンラインな部分が増えると、それにつれてオフラインの重要性も一考した方が良い、ということです。

やっぱり人と人とのコミュニケーションは、オンラインがどんなに発達しても、対面に勝るものはないとアナログに（笑）思っています。